救急車のサイレンが近づいてきました
●複数の人がいたら、だれかは救急隊員を案内してください。そのとき、隊員に?倒れた時の状況、?年齢、?今までかかった病気、かかりつけの病院、通院中の病気など、手短に報告してください。
●救急車は、傷病者の倒れる前の状態、現在の症状などから考えて、それにいちばん適切と思われる治療をしてくれる最も近い病院に搬送することになっています。
かかりつけの医師と、非常の際の対処方法について事前に話し合っておくとよいでしょう。日ごろから家族のめいめいの病歴を書いておき、救急の際の1分、1秒でも有効に使えるように備えておくことが必要です。
救急救命士と高規格救急車の活躍
救急処置が必要な人を一人でも多く助けるために、平成4(1992)年から「救急救命士」という国家資格を取得した救急隊員が活躍しはじめました。現場から病院に搬送するまでの間に、医師の指示の下に気道確保や除細動といった医療処置の一部を実施することができます。同時に、十分な活動スペースのある高規格救急車の整備も始まりました。
また、消防署や日本赤十字社などは応急手当の講習会を開催していますから、機会をつくって手当のしかたをおぼえてください。
大切な人を助けるのはあなたなのですから。
協力:東京消防庁救急部
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